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カレーうどんセット「有伝亭匠」女子大・栄・中区
2012.05.19(00:30)

もう10年ぐらい前だと思うのですが、名古屋のカレーうどん界に彗星のごとく現れました「有伝亭匠」。
彼の<名古屋カレーうどんランキング>でも第5位にランクされています。
画像で見るカレー汁の見た目の濃度が薄くて、サラっとしたトロミの“鯱系”では無さそうでしたが、有名店ですので満を持してお邪魔します。
◯
お店に到着。
カレーうどんと御飯がセットされたカレーセットを注文します。
しばらく待ちまして現れます、「有伝亭匠」のカレーうどんです。

まず麺です。
細めのうどんですが強めのコシを意識させ、かつては讃岐を凌駕したという「黒川」系統と同じベクトルと言って良いと思います。
最近頂いた「おか茂」とは違い、麺自体に存在感があります。
そしてお汁。
ごげ茶色で名古屋流ではありません。
食べ始めにカタクリ感がありスパイスが懐かし系で、カレー汁としては“鯱系”よりも古い感じがするものです。
具は、油揚げ、越津系ネギとナルト。
全部が、小さく上品な状態でカレー汁と混ざります。
ナルトが面白いですが、傾向として具は名古屋と言ってよいとおもいます。
出汁は伝統的な味がします。
そして、食べ始めよりも食べ終わりに近づくに連れてお汁が“鯱系”のサラっとしたトロミに近づきます。
独自性が際立ちますが、美味しかったですよ。
◯
女子大にありますので、あんかけスパの「そーれ」と同じようにお店周りの勤め人によって支持されているお店とお見受けします。
お汁の色は黄色くありませんが、麺の方向性・具の彩りなどは“鯱系”トレンドを感じさせ、名古屋のカレーうどん店として名声を得てること納得です。
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ミンチカレーうどん「おか茂」那古野・西区
ミンチカレーうどん「おか茂」那古野・西区
2012.04.28(00:00)

昔々、まだ食べ物のことを云々するのは“はしたない”という風潮が残る昭和の御代。
徐々に出版され始めた名古屋レストラン本にも掲載されていた、那古野の「おか茂」。
当時の大将は、コノ道60年であると書かれていたこと記憶しております。
◯
その「おか茂」は、前回のカレーうどん「清平」で採り上げました彼の<名古屋カレーうどんランキング>で第8位にランクされていました。
筆者もその画像を見る限り、「おか茂」のカレーうどん汁が“黄”であることから訪れます。

お店に到着。
「おか茂」はミンチカツ付きのカレーうどんが有名なようで、私もそれを注文しました。
しばらく待ちまして運ばれますカレーうどんです。
◯
まず麺です。
「おか茂」のうどんは、名古屋の標準より細いうどんと思います。
また、いわゆるコシもあまりなく伝統的うどんが持つ柔らかさも感じさせます。
同じ西区の「清平」のうどんも細かったですので、地域特性かもしれません。
そして、お汁。
まず、懐かしいといいますか古いといいますか、最初に昔のカレーうどんの香りが立ち込めます。
色も正に<名古屋イエロー>で、この色こそ私が記憶する黄色い“名古屋流カレーうどん”であると言って間違いありません。
思ったより辛いので、出汁がダブルかは判りませんでしたが、サラっとしたとろみでノンカタクリであると思います。
具は油揚げと名古屋蒲鉾、越津系ネギ。
なんとなく志の田の具のようで、鯱系より前からあると思われる名古屋流が今でも残っていること嬉しいです。
あと、おそらく二度揚げされているミンチも、昔の肉屋さんのミンチカツのようであり、カレーうどんの汁を絡めて食べても負けないコクを感じさせ楽しめました。
大変美味しかったですよ。

先月も、同じ那古野の「浅田屋」で濃ゆいきしめんを頂いていますが、那古野は昭和の街場が現在も生きている名古屋では数少ないエリアだと思います。
30年前は当時の円頓寺と同じく商店街に活気があった大曽根が、今あのようなことになってしまって、再開発とか区画整理とかの裏には間違いなく消滅があること肝に銘じなければなりません。
再生できればよいのですけどね。
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国産鶏もも肉と季節野菜のグリル香草オイルとレモン「ザ・カワブンナゴヤ」丸の内・中区
2012.04.23(00:00)

季節の区切りをつけることがあり、「ザ・カワブンナゴヤ」でランチを頂きます。
事前調べではテーブル間隔が狭いとか店内がウルサイとかの評判でしたが、どちらも正しく、そして、個人的にはそのことは大して気になりませんでした。
むしろ、優雅な雰囲気を持つダイニングなのにココまで混雑し、多様な客層が奏でる喧騒の中での食事が外国にいるようで逆に楽しかったです。


今回頂いたのは、KAWABUN Lunch。
その量以外については不満はなく、思いの外美味しく頂きました。
サラダもスープもメインの鶏もうまく組み合わされた味で満足です。

食後、メインダイニングから移動したサロンで頂くエスプレッソも、寛ぎ感が演出され落ち着きます。
強いていえば、スタッフの目配りが足りないかなとは思いますが、食事代を考えると許容範囲なのかなとも思います。

尾張徳川家の御用を勤め伊藤博文も訪れた、名古屋の老舗料亭「河文」も今や名前だけになり、料亭の横に建てられたされた「ザ・カワブンナゴヤ」も東京のプランニング会社による運営になっている模様です。
同じ運営の京都「ザ・ガーデンオリエンタル」と料理の系統や店内オペレーションが同じで、両方訪れたことがある筆者としては、「ザ・カワブンナゴヤ」の方が総合力は上だと思いました。
ちょっとした記念日などには、大変使い勝手がよく雰囲気もある「ザ・カワブンナゴヤ」のランチオススメです。
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昼総合点★★★★☆ 4.0
きしめん定食「浅田屋」那古野・西区
2012.03.31(05:00)

最近、あるブログで大変気になる画像を発見し、確認すべく那古野「浅田屋」訪れます。
筆者の直近記事などでは白だし“志の田”をよく食べていて恐縮なのですが、このごろ、名古屋の“きしめん”汁の色、つまり、赤だしが薄くなっているのではないかという問題意識を私は持っています。
しばらく前にも、江戸時代の技という「えびすや」で“きしめん”を頂いていますが、それは記憶にあるお汁よりは薄いものでした。
そんな中、そのブログで見た那古野「浅田屋」の“きしめん”。
“きしめん”ですから当然赤だし(赤つゆのこと)で、しかも、画像で見る限り相当濃いものです。
これは、自分の目で確かめてみなければと、那古野まで行ってきました。
◯
お店に到着。
店内は、筆者が子供の頃訪れていたきしめん屋さんの雰囲気そのものです。
店内メニューを見渡しますと名古屋きしめん店の標準メニュー一式が勢ぞろいで、ここが正当なきしめん屋であること物語ります。
小上がりで“きしめん”定食を注文ししばらく待ちます。
運ばれて参りました、“きしめん”定食です。
◯
食べてみた印象です。
まず麺ですが、幅が狭く厚みがきしめんとして標準ぐらいの麺でした。
名古屋でココまで幅が狭いのは珍しく、東京で食べるきしめんとよく似ています。
◯
そして、目的のお汁です。
当然赤だしの“きしめん”汁です。
そして、これは正に私の記憶にある伝統的な“きしめん”汁の色であり、艶のある<名古屋ブラック>で、「浅田屋」へきたこと報われます。
しかも、その色の割には、醤油クドさも出汁の雑味もなく、濃い味といえばもちろんそうですが調和のとれた味で、街場の赤だしとしては100点満点です。
具も、筆者推奨の<油揚げ・名古屋蒲鉾・ほうれん草・花がつお>という、“きしめん”の具四点セットが当たり前のように展開され、一見雑然と載っているその具が、名古屋めしの故郷“きしめん”本来の庶民性を表現しているように思えます。
また、定食には、エビの天ぷら・おろしとほうれん草添え、ポテトサラダと卵焼きの小皿、お新香と御飯が付き、天ぷらは並でしたが、750円で満腹になりました。
大変お値打ちで、美味しかったですよ。

名駅の発展により、名駅三丁目を錦三に倣って“名三”と今言うんですね。
那古野はその“名三”のすぐ隣で名駅から歩けますし、なにより古くからの街並みが今も維持され、名古屋駅の正面近くにこのような町内がまだ残っていること、バブルを東京で経験したものからすると奇跡です。
そんな街角の「浅田屋」でいただく、伝統を色濃く残す、これぞ名古屋の“きしめん”汁。
このようなお店は、大手のきしめんランキングを見ているだけでは発見すら難しいと思います。
「せゃぁきんのきしめんは、しるうっすいでかんわ」とお嘆きの、だいぶ大人の名古屋な貴兄。
おめゃぁさんらには、大推奨だでよ、「浅田屋」でいっぺん、食べてみやーて。
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あさくまハンバーグランチ「ビフテキのあさくま」栄店・中区
2012.03.24(00:00)

数えてみたのですが、現存する「あさくま」30店舗中、コチラ栄店で19店舗を制覇しました。
テンポスバスターズ傘下になった頃開店した「あさくま」栄店。
学生ハンバーグがないようでしたので後回しになっていましたが、ようやく訪れることが出来ました。
◯
栄枯盛衰。
「オリエンタルカレー」のような都市伝説を持つ「あさくま」です。
過去に大成功したことと、今うまくいくといことは全く違うのだという教訓を、「あさくま」に強いロイヤリティを持つ筆者へ今なお与え続けています。

当日注文しましたのは、思い出を持つ“あさくまハンバーグ”。
昔のあさくまハンバーグには銀杏がちょこんと載っており、その印象が非常に強かったのですが、今の栄店のモノは箸で食べられるようになっていまして、その面影はありません。
かつて、ステーキ鉄板で提供されていたハンバーグが栄店では皿になり、ランチの御飯も茶碗になるなど、ステーキハウスという洋の部分より和が強調されています。
料理で言うと、もともとその銀杏が持っていた和のイメージが、今、栄店では和風ランチの“お造り”として拡大化されていて、当日もどちらかと言うとご年配の方が多数訪れられていたことにつながっているのだと思います。
昔から「あさくま」のランチには、“ステーキ弁当”というキラーコンテンツもあり、和洋折衷には定評ありましたしね。
お店の源流である日本料理の仕出しから転じステーキハウスの先駆けと一世風靡した「あさくま」ですが、かつてのオーナーシェフがいるという栄店が、今、この形に落ち着いてきたことを考えると、なんとなくホッとする私なのです。
久しぶりのあさくまハンバーグ、美味しくいただきました。

「あさくま」はロードサイド型ステーキハウスとして成功しましたので、現在、名古屋都心には比較的最近開店したココ栄店しかありません。
「あさくま」にハレの日の良い思い出を持つ、おそらくだいぶ大人の同世代の皆様。
栄のランチで困ったら、「あさくま」栄店も思い出してくださいね。
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昼総合点★★★☆☆ 3.5
あんかけスパ-サンジェルマンラージ「ゴールデンパスタ」新瑞橋・瑞穂区
2012.03.17(00:00)

新瑞橋のあんかけスパ屋さんにサンジェルマンを出すお店がありますので訪れます。
駅から徒歩3分、何十年も前にこのあたりでご縁があった筆者にとって懐かしい場所にあります。
昼食時を外しておじゃましましたので、お客は私一人でした。
席につき、目当てのサンジェルマンを注文ししばらく待ちます。
その間、メニューを改めて確認しますと、「GOLDENPASTA」のサンジェルマンは<エビ、アサリ、イカ、マッシュ>のオムレツとなっています。
「オイオイ、これは、ノルマンドじゃないの?」と思うのも筆者だけなのかもしれません。
以前も述べましたが、あんかけスパの歴史的正当性に関わるメニュー・サンジェルマンが、2010年代に入り急速に変貌しつつあります。
これは、料理人のみならず、あんかけスパの食べ手である名古屋の我々自身にも責任があると思っています。

運ばれて参りましたサンジェルマンという名のノルマンド。
まず麺です。
バランスの良い熱さ・硬さで提供され、あんかけスパの麺としては非常に状態が良いものです。
若干細いかなとも思いましたが、逆に女性には食べやすいものになっていると思います。
そして、あんかけスパの命であるソース。
「GOLDENPASTA」のソースは、あんかけスパを食べ慣れている私が今まで食べたことがないものでした。
デミグラ系のソースですが、名駅「パストランテ」ほど洗練さているものではなく、肉のフォンのような味を強く感じます。
そして、胡椒辛さがその味のコクを際立たせます。
それでいて、口に含んだ後にあんかけスパの味はするもので、ちょっと面白い味でした。
美味しかったですよ。
◯
「ゴールデンパスタ」のメニュー名は、イタリアを強く意識していることを感じさせ、パスタ屋としてはあるべき形になっていると思います。
ただ、名古屋のあんかけスパはホテル洋食から出現してきたもので、当時のホテルメインダイニングは絶対的にフレンチです。
あんかけスパ誕生から50年経ち料理人の世代交代も、商品とメニュー名のミスマッチの原因ではないかと思っています。
また、筆者のようにパリのビストロも個人で普通に訪れることができるフランス好きならともかく、日本に於いてフランス語由来のメニュー名では、並の食べ手ではそれが何か理解出来ない状態になってしまっています。
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GOLDEN PASTA (パスタ / 新瑞橋駅、妙音通駅、呼続駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5





